福祉とは英語でwelfareと訳されます。日本国憲法策定の際、welfareにあたる言葉なかったため、福祉と言う言葉が出来ました。福祉という言葉はそれだけ新しいものなのです。welfaraのwelはwell(よい)と言う意味でfareは公正公平と言う意味です。つまり、良い公平と言うことです。

 福祉政策は昔から行われていました。聖徳太子が建てた「悲田院」がありますし、戦国時代の京都では炊き出しが行われ、大河ドラマに毎作ごとに登場するほどです。また、江戸時代には目の見えない人に貸金業を営む権利を与え、貸した金を返済さなければ捕まるという内容の法度を作りました。これがきっかけで ある目の見えない人が財をなしました。そして、その人が検校の株を買い、その子どもが武士の株を買うことで武士になり、さらに、その子どもの子が勝海舟という幕府の役人となり、幕末と明治維新の時代に活躍しました。

福祉がなければ、生活に困る人がでて来ます。生活に困ると中には犯罪に走る人もいるだろうし、困窮の中なくなってしまう人が多くでてしまいます。能力があるのに、よい教育が受けられなかったり、その社会的損失は大きなものです。また、生活に困っていない人も将来の不安がでて来てしまい、より良い人生をを送ることが出来ません。そのため、福祉はやらなければならないことなのです。

考える会では特に現在問題になっている地域医療と年金にと年金について考えを出します。