放射線に関する情報のリンクを集めました。
・
東日本の主な都市の放射線情報(NHK)
・神奈川県
茅ケ崎 横須賀 川崎 県央県西地域(厚木、西湘) 相模原
下の表を参考にしますと、神奈川県の放射線は一時間当たり
0.09マイクロシーベルトが平均値になります。
あくまで平均値なので、気候、周辺の環境などによっても変化いたします。特に雨が降っていると、空気中の放射性物質が雨とともに落ちるので、数値が上がることがありますが、今のところ平常値の範囲内です。また、標高が高いと宇宙線の増加により、放射線の量が増加します。
計算式 年間0.81ミリシーベルト÷8760(*1)×1000(*2)=一時間当たり0.092マイクロシーベルト
*1 24時間×365日 *2 1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト
原子力発電所のウランの核分裂により、セシウム137(半減期30年)セシウム134(半減期2年)、ヨウ素131(半減期8日)などが生成されます。これらの放射性物質が出す放射線によって細胞に悪影響をあたえるため、制限があります。*半減期とは物質がほかの物質に変わり、半分に減るまで期間のことを指します。
・暫定基準値2012年度
|
飲料水 |
牛乳 |
一般食品 |
乳児用の食品 |
放射性セシウム |
10ベクレル |
50ベクレル |
100ベクレル |
50ベクレル |
*厚生労働省の
ホームページより参照
・暫定基準値2011年度
|
飲料水、牛乳、乳製品 |
野菜類 、穀類、肉類、生茶 |
放射性ヨウ素 |
300ベクレル(乳幼児は100ベクレル) |
2000ベクレル |
放射性セシウム |
200ベクレル |
500ベクレル |
ウラン |
20ベクレル (乳幼児の食品も含む) |
100ベクレル |
プルトニュウム |
1ベクレル |
10ベクレル |
*厚生労働省のホームページより参照
・放射性ヨウ素とは
ヨウ素は甲状腺ホルモンを作るのに必要なもので、甲状腺に集まります。日本人は海藻を食べているので、比較的ヨウ素が摂取されています。しかし、幼いこどもになると、ヨウ素を摂取している量が少ないため、放射性物質であるヨウ素131が甲状腺に集まりやすくなっています。チェルノブイリの事故後、約6000人の子供が甲状腺がんにになった報告もあります。そのため、放射性ヨウ素摂取制限は乳幼児には厳しくなっています。
・放射性セシウムとは
体内にはいると、腸や肝臓でガンマ線を放射し、筋肉に蓄積され、腎臓から体外にでます。体内から体外に排出される期間は100日〜200日までの長い期間ですので、その間ガンマ線が放射されていることになります。新陳代謝が活発ですと、体外に排出される期間が短くなります。ですから、放射性ヨウ素と異なり、放射性セシウムに関しては新陳代謝が活発ではないご高齢の方は注意する必要があります。