東北 | |||||
青森15% | 94631 | 秋田6% | 37538 | 山形31% | 192226 |
宮城0.7% | 4326 | 福島3.7% | 23053 | ||
関東 | |||||
茨城8% | 49990 | 栃木0.15% | 969 | 埼玉0.17% | 1109 |
東京26.9% | 167846 | 神奈川0.02% | 162 | 群馬1.2% | 7673 |
中部 | |||||
静岡0.5% | 3207 | 新潟0.05% | 294 | 石川0.3% | 1961 |
福井0.001% | 6 | 富山0.2% | 1256 | ||
近畿 | |||||
大阪 2.4% | 15299 | ||||
九州 | |||||
福岡 3.6% | 22696 |
ブロック (幹事会社) |
仮設焼却炉の位置と 1日当たりの焼却能力 |
稼働月数 (予定) |
予定と 実稼動の差 |
価格 | トン当たりの費用 | |
亘理岩沼 ブロック 山元処理区 (山元町) <フジタ> |
山元町高瀬字浜砂 (2基) 300トン |
19ヶ月 (24ヶ月) |
45000t | 315億6262万円 | 4万2691円 | |
亘理岩沼 ブロック 亘理処理区 (亘理町) <大林組> |
亘理郡亘理町吉田字 砂浜外地内 (5基)525トン |
19ヶ月 (24ヶ月) |
79000t | →228億円 (震災がれきの処理量の見込みが減ったため) |
→4万4918円 |
|
亘理岩沼ブロック岩沼処理区 (岩沼市) <間組> |
岩沼市押分字須加原 外地内 (3基)195トン |
16ヶ月 (24ヶ月) |
46000t | 226億4368万円 | 6万9246円 | |
亘理岩沼ブロック名取処理区 (名取市) <西松建設> |
名取市閖上字東須賀地内 (2基)190トン |
16ヶ月 (24ヶ月) |
45000t | 153億6692万円 | 2万9246円 | |
宮城東部ブロック (塩釜市、多賀城市、七ヶ浜町) <JFEエンジニアリング> |
仙台市宮城野区港一丁目3番1〜3番4まで (2基)320トン |
12ヶ月 (19ヶ月) |
67000t | 224億470万円 | 3万6910円 | |
石巻ブロック (石巻市、東松島市、女川町) <鹿島建設> |
石巻市潮見町地内 (5基)1500トン |
16ヶ月 (19ヶ月) |
135000t | →1483億円 (震災がれきの処理量の見込みが減ったため) |
→2万6568円 |
|
気仙沼ブロック南三陸処理区 (南三陸町) <清水建設> |
本吉郡南三陸町戸倉字上沢前外地内 (3基)285トン |
13ヶ月 (17ヶ月) |
33000t | 209億684万円 | 5万7279円 | |
気仙沼ブロック気仙沼処理区 (気仙沼市) <大成建設> |
気仙沼市本吉町新南明戸外(300トン) 宮城県気仙沼市波路上瀬向9-1(400トン) 計700トン |
4ヶ月 (12ヶ月) |
72000t | 459億9857万円 | 3万2046円 | |
8ヶ月 (12ヶ月) |
48000t | |||||
合計 | 4015トン | 570000t *広域処理受け入れ量624212t |
3937億5554万円 | 3万4127円 |
種類 | 量 | 処分方法 |
プラゴミ | 7万4000トン | 埋め立て (市有地) *焼却処理 15万1000トン リサイクル 54万1000トン 埋め立て(民間施設) 18万7000トン |
木くず、流木 | 24万トン | |
金属 | 1万9000トン | |
粗大ごみ | 3万4000トン | |
コンクリート | 60万8000トン | |
瓦・ボード | 5万8000トン |
仙台市のHP「仙台市の震災廃棄物の処理状況について」を参考
・蒲生搬入場の配置図
仙台市環境局震災廃棄物対策室作成「仙台市の震災廃棄物の処理状況について」のp18より引用
A地元企業の利用
がれき搬入場の整備や撤去作業は、地元業者に発注し、経済復興にもつなげています。仮設焼却場については大手のメーカーとのレンタル契約を行っていますが、基本的には地元企業に発注しています。
B清掃工場の利用
通常の清掃工場である今泉工場,葛岡工場,松森工場での処理を行っており、トータルで1日1800トンの処理能力がありますが、そのうちの5%を震災がれきの処理に回しています。一日当たり90トンで、これは、荒浜地区、蒲生地区にある仮設焼却場と同じ処理能力です。
C仮設焼却炉の設置
仙台市では、宮城野区蒲生、若林区荒浜、同区井土の3カ所に震災がれきの搬入場を整備し、それぞれの搬入場内に仮設焼却炉の建設を進めていましたが、10月1日から、蒲生と井土の搬入場で、リサイクルできない木くずなどの可燃物の焼却が始まりました。ダイオキシン類や放射線量を定期的に測定しながら、適切に処理を進め、焼却灰は埋め立て処分します。12月から稼動する荒浜の焼却炉と合わせ計3台で、一日当たり480トンの処理を行う予定で、平成25年度末までの処理完了を目指しています。 (仙台市HPより抜粋)
仮設焼却場 | レンタル元 | レンタル費用 | レンタル期限 | 一日の処理量 |
蒲生搬入場仮設焼却場 | JFEエンジニアリング | 約20億円 | 平成26年3月31日 | 90トン |
荒浜搬入場仮設焼却場 | 川崎重工業 | 約40億円 | 平成26年3月31日 | 300トン |
井土搬入場仮設焼却場 | 日立造船 | 約20億円 | 平成26年3月31日 | 90トン |
仙台市若林区に作られた焼却施設です。津波の被害を受け、周りも震災の爪跡が残っています。仙台市で発生した災害廃棄物を処分するところでこれだけ広大な処分場も神奈川県にはなかなかありません。周りには明かりがないので、夜になると煌々と輝く炉が津波を食い止めた高速道路からも見えます。
このように、被災地では仮設の焼却炉を利用した処理が始まっています。場所も人家から離れているので、安全でもあります。こうした施設や放射性物質に排出を極力抑える技術を持った処理施設も必要です。被災地に処理施設を新たに作ることで復興の大きな支援となり、継続的なものにもなります。
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