道の駅とは主に国道沿いに設置されているドライバーや車に乗っている人の休憩所のようなもので、例えるなら高速道路のPAのようなものです。ちょっとした売店とトイレしかない道の駅からレストラン、温泉、空港がある道の駅まで多種多様にあります。そうした道の駅の一番の特徴は地域に密着していることです。地域の農産物、水産物などの特産物や地域の行事や歴史に触れることもできます。日本各地に約950箇所ありますが、神奈川県内では箱根と山北の二か所しかありません。国の事業ではありますが、運営は地元自治体や第三セクターが行っています。設立の目的としてはまちおこし、むらおこしがメインで、国からの補助金によって作られた道の駅もあります。
道の駅ホームページ
多くの道の駅でイベントが行われ、地域規模で行われるイベントのメイン会場になっている道の駅もあります。イベントには地域の方はもちろん、地域外からも多くの観光客が訪れています。駐車場のナンバープレートを見ると、地元ナンバーよりも他県ナンバーのほうが多いところがたくさんあります。地域との交流の場になり、地域の特産物をセールスする場にもなっています。さらに、マスコミにも取り上げられることが多く、宣伝効果は非常に大きいです。
相模原の周辺ですと、道の駅「どうし」(山梨県道志村)や道の駅「八王子滝山」(八王子市)があります。相模原は甲府へ通じる国道20号、山中湖へ至る国道413号を有していることから、設置するには大変いい場所にあります。また、既存の施設(公園、資料館、温泉施設など)を利用すれば、コストはさほどかかりません。地域の特産物をアピールすることで雇用が生まれ、地域の魅力を知ってもらうことができるので、設立のメリットがあります。
設置場所は国道や県道に面していて、駐車場がある施設がいいと考えます。具体的には相模湖の
小原の郷、藤野の
やまなみ温泉、青根の
いやしの湯がいいと思います。上記はすべて市の施設で駐車場も完備しているので、コストはほとんどかからず、事務的な手続きもさほど必要としません。ただ、車の距離でいうと短距離にあるので、競合は好ましくないので、この中から一つもしくは二つ設置するのがよいと考えます。